山での遭難に思う

夏山  冬山に限らず、山での遭難事故が後をたちません。

山好きな方ならよく理解されてると思われますが、無理は禁物です。

先日も富士山山頂で倒れてる三名の方が見つかったニュースがありました。何故登山開きまで待てなかっのでしょうか?

「自己責任で登山するから」と口を揃えて仰います。が、それならば、遭難した時  自己責任で助けを求めて民間の救助隊に莫大な金額を支払って救助してもらえば良いと思います。でも、実際は警察や消防士の方の手を煩わせることになります。それこそ自己責任で登山したのに税金を使い助けてもらうことになります。

万が一  遭難して命が絶たれたとしても 警察や消防士が動くでしょう。

富士山に限らず、山は生き物です。天候が変わりやすく油断は禁物です。富士山は日本一高い山です。十分な装備と食料の準備や時間配分等の下調べも必要と思われます。体力も必要です。引き返す勇気も必要です。

学生の頃、『山で絶対に遭難してはいけない。万が一にも遭難したならば、家が潰れる。場合により借金まで背負い、一家が路頭に迷うことになる。山は怖いから気をつけるように。絶対遭難しないように。』と何度も先生から聞かされました。

民間の遭難救助隊員の日当は、目安として夏季一日一人  30000円~ 冬季一日一人  50000円~だそうです。それに諸経費  その他装備にかかる消耗品等含めると莫大な金額になります。日当も条件により加算されるでしょう。

登山が趣味の方は山岳保険に加入されてるでしょうし、登山届けも出してることと思われます。 

山を甘く見ないで、準備を万全にしてマナーを守って、良い思い出となるような登山でありたいものです。

 

余談ですが、小学生の頃 家族でドライブしたことがあり、有名な観光道路を走ってました。急に天候が変わり雨が降ってきて霧の中に入ってしまい、前が見えず引き返したことを覚えてます。天気が良かったはずなのに残念でした。降りてきたら晴れていて、山だから仕方ないね、と話したように思います。

どうせ登るなら楽しく、山頂から眺める景色や草花等を堪能したいですね。